2014-01-01から1日間の記事一覧
テレビの大罪 (新潮新書) 作者: 和田秀樹 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2010/08 メディア: 新書 クリック: 121回 この商品を含むブログ (23件) を見る 受験の神様として知られる和田秀樹氏によるTV批判本。まあ言っていることはよくわかる。教育的見地か…
マルティン・ルター――ことばに生きた改革者 (岩波新書) 作者: 徳善義和 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2012/06/21 メディア: 新書 購入: 1人 クリック: 25回 この商品を含むブログ (9件) を見る 宗教改革者としてあまりにも有名なルターの生涯を簡潔に…
教育で平和をつくる―国際教育協力のしごと (岩波ジュニア新書) 作者: 小松太郎 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2006/12/20 メディア: 新書 購入: 4人 クリック: 41回 この商品を含むブログ (3件) を見る 私の専門分野となる国際教育協力分野において先駆…
人間の安全保障 (集英社新書) 作者: アマルティアセン,Amartya Sen,東郷えりか 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2006/01 メディア: 新書 購入: 4人 クリック: 62回 この商品を含むブログ (52件) を見る 戦後、疲弊したアジアを復興させるために既存の経済成…
新・堕落論―我欲と天罰 (新潮新書) 作者: 石原慎太郎 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2011/07 メディア: 単行本 購入: 3人 クリック: 146回 この商品を含むブログ (25件) を見る 現在日本で起きている数々の問題、その背後と原因に人々の性欲、物欲、金銭…
国家〈上〉 (岩波文庫) 作者: プラトン,藤沢令夫 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1979/04/16 メディア: 文庫 購入: 13人 クリック: 86回 この商品を含むブログ (114件) を見る 国家〈下〉 (岩波文庫 青 601-8) 作者: プラトン,藤沢令夫 出版社/メーカー:…
日本を捨てた男たち フィリピンに生きる「困窮邦人」 (集英社文庫) 作者: 水谷竹秀 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2013/11/20 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 海外で経済的に困難で日本に帰ることのできない「困窮邦人」、特にフィリピン在住…
フランクリン自伝 (岩波文庫) 作者: フランクリン,松本慎一,西川正身 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1957/01/07 メディア: 文庫 購入: 9人 クリック: 73回 この商品を含むブログ (50件) を見る ベンジャミン・フランクリンとは何者なのだろうか。 これ…
村上春樹の長編小説は「ノルウェーの森」「1Q84」「アフターダーク」に続いて4作目。まだまだハルキストと呼ぶには程遠いレベルだが、今回の「色彩~」は個人的には春樹の作品で一番好きだった。 主人公の多崎つくるは大学2年の時にただ死ぬことだけを考え…
「完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。」 すべての始まりはこの書き出しで始まる。 この書き出しに村上春樹の自身の作家としての信念というかスタンスが集約されているように思える。 他者と分かり合えることはできる…
百田尚樹の作品の特徴の現実的なフィクションという側面があるように思う。主題に対する徹底した調査によって、物語自体はフィクションでも、それが現実性を帯びているために感動もリアルなのである。 この「プリズム」という作品もまさにその典型だといえる…
小説家に転身して間もないうちから「永遠の0」「海賊と呼ばれた男」などベストセラーを次々に出し、さらにその他の作品も特定のジャンルに縛られず幅広いジャンルで小説を書いている百田尚樹。 本書はそんな小説家になったからこそ見えてくる出版業界の事情…
佐伯健太郎は祖母の葬式の日に祖父から祖父と健太郎が血のつながりがないことを知らされ、本当の祖父は宮部久蔵という人物であることを知る。 宮部久蔵について姉の慶子と調べることになり、最初は宮部を知る人たちから宮部は「臆病者」だったということだけ…
米軍基地の街・福生で生きる人々と米国人との強烈な力関係とそこから流入される米国的ヒッピー文化-セックス、ドラッグ。それに抗せない人々の様相を感じ取る読み方もできるし、自分の位置を見失い、自意識も美意識も失ってしまった若者の末路的ないし現代的…
小説を読んで涙が出たのは久しぶりだ。読み終えた後とても澄んだ気持ちになり、暖かい感動をくれた本がこの塩狩峠 物語のあらすじは以下のとおりである。以下はネタバレも含むので要注意。キリスト教信者の母を持つ信夫は士族の家に生まれた背景もあり、最初…
功利主義、いわゆる読書の為の読書ではなく、日常で益となるという観点で本が紹介されている。普通のレビューとは違って非常に思想的かつ哲学的な要素を盛り込みながら各書を紹介している。 そして本書のまえがき・冒頭でも述べられているように、確かに読書…
本書は国際舞台で活躍するプロフェッショナル、いわゆる国際派プロフェッショナルに焦点を当てた、国際的に幅広い分野で活躍されている黒川清さんと石阿波洋子さんの共著である。 Part1では世界級キャリアという概念の説明からその必要性までを記載し、 P…
天は自らを助くる者を助く 本書は私が高校時代に大変刺激を受けた本である。それから力が出ないときに読み、励みにしていた本でもある。 他人に依存するのではなく、また他人に責任をなすりつけるのではなく、自助の精神を持って自立した人生を歩むことの有…
勉強法の基本スタンスとしては非常にシンプルで、要は同じテキストを繰り返す重要性が述べられている。 一冊の本を、最初は大雑把でもいいから軽く読み流し、それを7回読む頃には内容を覚えてしまっているという。 確かに私も単語暗記するときや試験勉強す…
世界的なベストセラーになっているD/カーネギーシリーズの「人を動かす」。 「自己の重要感」を人は求めており、相手と接するときにその自己の重要感を与えてあげることで対人関係は劇的に変わる。そのようなことを趣旨としながら本書ではさらに細かく様々…
初版は80年代ではあるが「東大・京大で1番読まれた本」がキャッチコピーとなり、現代でも幅広い世代に読まれている。特に目から鱗となるようなものはないが、当たり前のことを理論だてて具体例も入れながら説明しているのでわかりやすい。 特に個人的に良か…
ヴィクトール・フランクルの有名な「夜と霧」 本書はフランクルがアウシュビッツ強制収容所にいたときの体験記である。 強制収容所では「収容理由」「思想」「職能」「人種」「宗教」「性別」「健康状態」などの情報をもとに「労働者」「人体実験の検体」、…
軽い気持ちで読んでみたけど、なんともお堅い心理学の本でした。EQとはEmotionally Intelligence Quotientの略で日本語にすると「心の知能指数」という意味ですが、この本ではそういったEQの概念やEQの重要性を沢山の事例で紹介しています。本書では、人生で…
東進ハイスクールの映像授業のモデルを開発途上国に適応させることで開発途上国における教育格差の問題に取り組む若者のノンフィクションストーリー。 開発途上国の学校では、教師不足や教育の質の低下、さらに経済的貧困によって学校へ行けないなど様々な教…