SEKALOG

世界と学びログ

職業としての国連ーアルク【国際公務員を目指す留学と就職】

最新版 国際公務員を目指す留学と就職

最新版 国際公務員を目指す留学と就職

 

 この本は自分が大学院を選定する際に非常にお世話になった本です。

国連職員というと、そのイメージだけで実際はどのような構造・組織体制になっているのか、その実態がなかなか知られてないのではないでしょうか。

本書は職業としての国連という観点で国際機関の全体組織像から始まって、国連内における地位や待遇、国連職員として求められる資格(修士・博士)、そして具体的な採用プロセスにまで触れているという点で大変重宝し、国連職員を考えている人ならマストで持つべき書籍だと言えます。

特に国連を見据え、これから大学院へ進もうとされている人の場合、本書では欧米諸外国の各大学が取り上げられ、例えば経済学分野で定評のある大学・プログラム一覧といったように紹介されているので、志望校選定の際に非常に参考になります。

また、UNICEFやUNDPなど有名な機関だけでなく、今まで聞いたこともなかったような国連機関の紹介もされており、自身の専門をどの機関で活かすことができるのかを知れる機会にもなるでしょう。